『ゴーストバスターズ』(2016)
IMAX 3Dで鑑賞.
ひねりゼロ,とりあえず楽しめ,というテンションがひたすら続く,頭空っぽにして楽しむタイプのやつ.なんならオリジナル版よりさらにおバカ映画になってる気がする(滑ってたりもするが).そのノリが3D効果と相まってめちゃくちゃ楽しい.
最近の3D映画はどちらかというと奥行き重視でそんなに飛び出さないが,この映画は飛び出し重視.もちろん奥行きもあるが,それ以上に相当飛び出す.3D+フレームブレイクはかなりの効果があった.
このフレームブレイクという演出のために,3D版のDCPはビスタサイズになっている.この仕様により,シネスコサイズのスクリーンでは下図のように強制的にビスタサイズのレターボックスになってしまうのである.#FridayFeature: #Ghostbusters breaks the mold (and the frame!) with ultra-immersive 3D: https://t.co/W2wPBAHZis pic.twitter.com/U1fIL9zIia
— IMAX (@IMAX) 2016年7月15日
シネスコのスクリーンでビスタサイズの作品を上映.これもよくあるパターン.
『ゴーストバスターズ』3D版の場合.
そのため,3D版を観る場合はそれを避けてビスタサイズのスクリーンかIMAXを選択した方がベターであり,個人的には正直どうなのとか思っていた.が,実際観ると(シネスコなスクリーンで観たわけではないが)そんなの気にせず3Dで観た方が良いと思えた.それほどこの演出は成功している.
というのも,これ,3Dと2Dでは体験が全然違うんじゃなかろうか.フレームブレイクと3D効果による演出を前提にした画面作りがされているので,同じシーンでも印象が本当に別物になりそう.確実に3Dで観るべき映画です.
私は通常のIMAXデジタルで観たが,IMAX with laserではフレームブレイクやフルサイズのシーンもちゃんとフルサイズIMAXで楽しめるらしい.エキスポシティで観たかった.行ける人はぜひどうぞ.
蛇足:
ちなみにエンドロールにはIMAXロゴがクレジットされていた.何気に初めて見たかもしれない.
それと、本編終了後のIMAXの品質に関する文言が日本語になっていた.『シン・ゴジラ』でもそうなっていて,日本語表示なのは邦画だけかと思っていたが,そうでもないらしい.